皆さんこんにちは!ブロガーの藤木琉悠です!
今回の記事では、ピッチャーのスキルの一つである「安定感」に焦点を当てていこうと思います!
私の経験上、ピッチャーにとって「安定感」という能力はピッチングにおいてとても重要なスキルの1つです。
私自身、あなたのピッチャーとしての長所は?と聞かれると迷いなく「安定感のあるピッチング!」と答えます。
というのも、私は高校時代、この「安定感」を武器にエースの座を確立することが出来ました!
当時、私を含めて5人の投手がメンバーに選ばれましたが、私以外の投手全員が140キロ以上の球を投げるのに対して私の平均球速は120キロ後半だったので、この事からも、やはり「安定感」はピッチャーにとって球速以上に大事なスキルと言っても過言ではないと思います。
しかし、この「安定感」という表現は少し抽象的でわかりにくいので、具体的にはどういったものなのか?また、どのように手に入れれば良いのか?という疑問を持つ人も多いと思います。
ということで、今回の記事ではこの「安定感」という能力を具体的に解説しつつ、私自身がどのようにして安定感のあるピッチングができるようになったのかを細かく解説していきたいと思います。
この記事を読んで、あなたも安定感という武器を手に入れましょう!
安定感とは?
まずはじめに、安定感の正体とは何なのでしょうか?
安定感のある投手の定義としては、調子にムラがなく、急に乱れたりせず、四死球などで自滅しない、常に安定したクオリティのピッチングができる投手です。
ではこのようなピッチングを可能にしている要素は何か?
その答えは、、、自己修正能力です。
??安定感なのに修正力??となる人もいると思いますが説明させてください。
まず大前提として、試合で実際に投げる中で全く崩れることのない投手はほとんど存在しません。また、毎試合ごとに身体のコンディションやパフォーマンスをピークに持ってくることが出来る投手も存在しません。
ではなぜ安定感のある投手は存在するのか?
それは、日々の身体のコンディションや試合の中での小さなパフォーマンスのズレを常に
早い段階で修正しているからなんです。
つまり安定感とは、常にピークの状態をキープすることではなく、
常に小さなズレを修正して、よりピークに近い状態に近づけることなのです。
安定感のある投手は、ピッチングの中の小さなズレを常に修正しているので、大きく崩れることがないと言うことです。
安定感の正体として、よく勘違いされるのが「コントロールの良さ」です。恐らくですが、コントロールが良い投手=与四死球が少ないというイメージがあるからではないでしょうか。
前述した通り、四死球が少なく自滅しない投手=安定感のある投手ですが、このコントロールの良さという答えは間違いです。
しかし、皆さんの想像する安定感のある投手は、例外なくコントロールが良いと思います。
というのも、修正能力の高い投手は実際にコントロールが良い場合も多いです。
ただ、そのコントロールの良さの根底には、高い自己修正能力があると言って間違い無いです。なので、最終的に一番大事になってくるのは一番根底にある修正能力だと言うことです。
自己修正能力とは?
ではその自己修正能力とは一体何なのか?
簡単に説明すると、自分の求めている結果が得られなかった時に、その原因を研究し、改善するという、「原因究明→修正」の流れを自分で行うことです。
もう少しわかりやすくするために私自身の具体的な例を書きます。
- キャッチャーの要求通りに低めに投げたかったが、ボールが高めに浮いてしまった
原因→リリースが早い
改善方法→リリースのタイミングを遅くするor顎を引いて目線をミットから切らさない
-
キャッチャーの要求通りに投げたかったが、ボールがシュート回転して利き腕側に逸れてしまった
原因→体が開いてしまっている
改善方法→グローブで壁を作り体の開きを抑える
- キャッチャーの要求通りに投げたかったが、ボールが流れて低過ぎたりグローブ側に逸れてしまう
原因→リリース時に体重が乗っていない
改善方法→軸足にしっかりと体重を乗せてから投球モーションへと移行する
上記の3つが「原因究明→修正」の代表的な例です。
さらに、試合前のキャッチボールの時点で調子が悪いと感じた時には思い切って投球フォームを変えてみたりと、常に自分の状態をピークに持っていけるよう自分なりに修正していました。
このように、私の場合は一球ごとに、「原因究明→修正」を繰り返していますが。もしかするとある人は打者1人毎、ある人は1イニング毎、さらにすごい人になると1つの動作毎に「原因究明→修正」の流れを行っているかもしれません。
これは言うまでもなくですが、より短い感覚でこの「原因究明→修正」ができるほど、安定感は増していくと思います。
そしてこのスキルは、ピッチャーのみならず打撃や守備にも応用することが出来ます。
なのでこの自己修正能力というのは、野球を上手くなりたいという人は必ず身につけておくべきスキルです。
どう「原因究明→修正」の流れを身につけるのか
ここまでの話を聞いて、ではどうやったらそのスキルを身につけることができるのか?と疑問に思った人もいると思いますが、残念なことに、私からは普段から意識して行うというアドバイス以外送ることが出来ません。
私自身、野球を上手くなりたいという思いから自然に身についたスキルなので、革新的なアドバイスを送ることが出来ず申し訳ないです。
なので私からのあるあるな2つのアドバイスです。
- 練習の時から常に意識する。
やはり、練習で出来ないことは試合でできるようにはなりません。常日頃の練習から「原因究明→ 修正」の流れを繰り返し、身体に覚えさせましょう。
- とりあえず実戦で試してみる。
これはこの件に限らないのですが、練習での成功失敗に関わらず、とりあえず実戦で試してみることです。練習ではうまくいかなくても、いきなり試合で成功するかもしれません。ただたとえ成功したとしても、「成功した!やったー!」で終わらせてはいけません。そこには必ず理想と現実のギャップが存在するので、その差を限りなく少なくすることができるようにしましょう。
こちらの記事にも似たような記述があったので、少し難しいですが興味ある方は是非!
まとめ
今回の記事のポイントは、
- 安定感というのはピッチャーにおいて何よりも大事な能力
- 「安定感=コントロールの良さ」は間違いで、「安定感=自己修正能力」
- 安定感のイメージは、「ピークを保つ」ではなく、「常に自分をアップデートしてピークに近い状態にする」
- 安定感は、投手以外や日常生活にも応用できるので常に「原因究明→改善」を意識する
以上の4つです!
日常生活にも応用できるとありますが、うまく使えば学校のテストでの成績アップも狙えます!
うまく活用して、日常生活から充実させていきましょう!!
最後に
今回の記事も最後まで読んでくださりありがとうございました。
実は、この安定感にもう1つマインドスキルをプラスすることで、さらにワンランク上のピッチングをすることが出来ます!もちろんこのスキルも日常生活に応用できます!
そのマインドスキルについては次回以降の記事で触れることにします。
ではまた次の記事で!
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